ランクを上げれば結婚費用も上がります
お料理
ランクが一番わかりやすいのはお料理で、グルメでなくてもメニューを見ればある程度の評価をすることはできるでしょう。
コース料理なら品数の多さが最も分かりやすく、たくさんお皿が出されるほどランクも高いとされています。
フレンチのフルコースなら前菜から始まってサラダ、スープ、パンと出されます。
その後に魚料理、ソルベでお口直しをしてメインのお肉が出てきます。
終盤にはチーズ、フルーツ、デザートときてコーヒを飲んだらプチフールで締めとなりますが、デザート類がいくつか省略されるコースもあります。
その品数やそれぞれのお料理を見てランクを予想することは慣れた人なら簡単なので、初回の見積りで想定されていたのより上のランクにしたがるのですが、
当然支払額もその差額が人数分上乗せされます。
品数が少なければランクが低いのは一目瞭然なので、数を数えられる人には一発で伝わってしまう料理のランクは背伸びしたい部分でしょう。
なので早い段階で当初の見積り価格の料理の金額は修正することをお勧めします。
最高ランクにしなくてもいいですが、低すぎると後から悔やんでしまいますし、他を削ってでもメニューだけはちょっと豪華にしたいです。
ゲストから見て結婚式の評価の大部分はここになるので、胸を張れる内容にして当日得意げな顔をしようではありませんか。
装花関係
お花にもランクがあり、装花を使う箇所はいくつもあります。
それぞれのランクを選ぶことができますので、注目されやすい装花にはお金をかけたくなる気持ちも湧き上がってくるでしょう。
隅っこにちょこんと飾られる装花なら低いランクでもよく、新郎新婦を飾る位置の装花はランクの高いやつを、といった具合です。
装花関係でどれくらいあるか、ざっと思いつくだけでメインテーブル装花、ゲストテーブル装花、ケーキ装花、キャンドル装花、ブーケトスの花、
親への花束贈呈で使用されるお花があります。
やはりメインテーブル装花には力をいれたいところで、他のよりもいい花で前途の明るいふたりを祝福するように飾りたいです。
写真にも残りやすいですし当日も一番目立つので立派な装花であるべきです。
最初の見積りの装花で満足できるのなら構いませんが、他のランクの装花と比べる機会があったらぜひとも見比べてください。
おふたりの気が変わること間違いなしです。
ひょっとしたら全部の装花をランクアップさせたくなるかもしれませんが、予算に余裕があればそれでもいいと思います。
映像として残される確率も高いですし、奮発しても損はないでしょう。
どの程度のがいいのかよくわからなければ担当者にお勧めを聞いてみれば、他のカップルがどのランクにしているか教えてもらえます。
衣装関係
花嫁衣装と花婿衣装にもランクがあり、花嫁さんが美人に見えるお手伝いをしてくれる衣装ほどランクも高いと考えればいいでしょう。
花婿衣装は男前に見えるものほど高ランクで料金も高くなります。
自前で用意できるのならウエディングドレスをレンタルする費用は発生しませんが、式に合わせて購入するなら式場に支払うのではなくても
結婚式の費用として考えることに違和感は全くありません。
なのでレンタルでも自前でも、ほとんどのケースで衣装代は結婚費用と捉えても問題はありません。
衣装のランクに拘るのは主に花嫁さんで、ウエディングドレスだけでなく挙式の途中で着替えることを望む方も多くいます。
つまり2着以上の衣装代がかかってもいい、という女性が多いのです。
男性の方は半数近くが1着でオッケー、といたってシンプルですが、女性は3着以上を希望することもありますので、花婿の3倍着替える花嫁さんもいます。
衣装関係が初回の見積り内容で満足できる女性は少なく、ほぼ例外なくランクを上げられるので男性はそのつもりで見積り価格を吟味しましょう。
でも上げすぎだと思ったらブレーキをかけてあげることも必要で、要求を鵜呑みにしていたらきりがありません。
また衣装に付随してブーケ&ブートニアにもランクはあります。